仲良しごっこには分からないこと



わたしはOKじゃない。
あなたもOKじゃない。
それでOK

という名言があって、これを頭でも経験でも理解するのに私はかなり時間がかかったと思う。
割と感受性が強く、なんとなくで“今、あの人はこう考えていて、でもこっちの人は口で言うほど納得してない”とかが細かく分かる方。
で、だからこそたくさんの無言の主張に揺さぶられていたような気がする。
主張はすれども、根本的には平和主義なので丸く収まればいいなと思ってる。
もし自分が折れれば済む話なら、まぁそれでいいんじゃないかと。全体の調和の方が気になる、と。

相手がOKじゃないなら解決してあげたい。と、ほとんど全ての事柄に対して思っていた。
けど、その前に自分がOKなのかどうなのか。
“OK”というのは、
  1. 理論的に筋が通るか
  2. 感情的に納得できるか
どちらも満たされていること、だと思う。
2を蔑ろにするとそれはいつか尾を引いて何度も同じ問題を連れてきてしまうもの。

難しいのは、お互いにOKじゃないことがあるということを認め合える関係そのもの。
みんなみんなとこれができるわけではないからこそ、それは貴重な人間関係だと思うのです。

意見が違うからダメ、と思って終わるのではなくて、その先には意見が違うことを認識しあい、その状態を認め合うということがある。

遅いかもしれないけどここ1年の間に噛み締めていること。